米10年債利回りと為替に連動性はある？FXトレードで注意する点を解説

株とFXで投資歴17年目のFXトレーダーのスキャトレふうたです。普段は朝の相場分析や夕方からのリアルトレードライブ配信などを行っています。

米国10年債利回りは、米国の政府が発行する10年物国債の利回りを指します。

この利回りは、投資家がこの国債を保有することで得られる収益率を示しており、金利動向やインフレ期待、経済成長率などの影響を受けて変動します。米国の経済の健康状態や金利政策の予測に重要な指標とされています。

よく、「長期金利の利回りが低下したのでドルが売られた」、「長期金利の利回りが上昇したのでドルが買い戻された」なんて事をニュースで見たことがありませんか？

米長期金利の動きを見ることで、今時点、リスクオンなのかリスクオフなのかが分かりますので、その推移を見ておくことが重要です。

ちなみに、リスクオンになると円安（ドルが買われる）になる傾向があり、リスクオフになると円高（ドルが売られる）になる傾向があります。

米国10年債利回りと為替の間には、一定の連動性が見られます。

一般的に、米国10年債利回りが上昇すると、米ドルが強くなる傾向があります。

これは、米国の金利が上昇することで、より高いリターンを求める投資家が米ドルを購入し、米国の資産に投資するためです。一方、利回りが低下すると、米ドルが弱くなる傾向があります。

• 米国債の利回り上昇　→　リスクオン相場となり　→　ドルが買われて円安
  になります。
• 米国債の利回り下降　→　リスクオフ相場となり　→　ドルが売られて円高
  になります。

為替は他にも、日経平均先物やNYダウ等も影響を受けますので、トレードする際は、米10年債の利回りや日経平均先物、NYダウ等の動きを見ていると方向性の認識に役に立つと思います。

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米10年国債利回り　（investing.com/でリアルタイムチャートが見れます。）
https://jp.investing.com/markets/

※ MT4には、今現在米10年債の利回りは表示出来ないので、JPN225を表示するとドル円と連動しているのでお勧めです。

私はJPN225をJFXさんのMT4で見ています。

米国の10年債利回りは、米国の金利政策や経済見通しと深く関連しています。

たとえば、米国の中央銀行である連邦準備制度（FRB）が金利を引き上げると、10年債利回りも上昇しやすくなり、米ドルが強くなります。また、米国の経済が強い成長を示している場合も、投資家は米国資産への投資を増やし、結果的に米ドルが上昇することがあります。

米国10年債利回りをFXトレードで活用する際には、以下の点に注意が必要です。

1. タイムラグ: 債券市場と為替市場の反応にはタイムラグがあるため、利回り変動がすぐに為替に反映されるとは限りません。
2. 他の要因の影響: 為替レートは、地政学的リスク、他国の経済指標、中央銀行の政策など、さまざまな要因によって影響を受けるため、10年債利回りだけで為替を予測するのは困難です。
3. 相関関係の変動: 市場の状況によっては、10年債利回りと為替の相関関係が弱まることもあります。このため、相関が常に一定でないことを念頭に置いてトレードすることが重要です

米国10年債利回りと為替には一定の連動性がありますが、必ずしも単純な関係ではありません。

FXトレードにおいては、10年債利回りだけでなく、他の経済指標や市場動向、テクニカルなども考慮して総合的に判断することが求められます。また、市場の変化に敏感に反応し、柔軟なトレード戦略を取ることが重要です。

ちなみにYouTubeでも活動しています。YouTubeでは平日の17時にドル円・ポンド円の「リアルトレードライブ配信」をやっていますので、ぜひ観に来て下さい！ライブ配信のほかにも、トレード手法を解説した動画や、来週の相場分析などもおこなってます。

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