【FX】ボリンジャーバンドの動きで利益幅を考える

ボリンジャーバンドは多くのトレーダーが利用しているインジケータ―です。そのためボリンジャーバンドを意識した動きになりやすい傾向があります。

私もよくボリンジャーバンドを目安に利確を考えていますが、ボリンジャーバンドの動きを見ながら、エントリーだけでなく、どこで利確を考えればいいのか解説致します。

ボリンジャーバンドには大きく分けると、「スクイーズ」と「エクスパンション」の動きがありますが、状況に応じてどこで利確をすればいいのかを考えます。

ボリンジャーバンドの基礎知識で解説したように、ボリンジャーバンドはスクイーズとエクスパンションを主に繰り返しながら動いていきますので、その状況に合わせて利益幅を考えるとどこで利確するのが良いのかある程度見えてきます。

ボリンジャーバンドの基礎知識はこちらの記事を読んで下さい(^^)/

 

1、ボリンジャーバンドのスクイーズ中

スクイーズ中は±2σ狙い!?

ボリンジャーバンドがエクスパンションからスクイーズに向うと、その後はレンジでの動きとなりやすく値幅も限定されます。

その為、ボリンジャーバンドの幅が狭まってきたら値幅を取ろうとせずに、しっかりとボリンジャーバンドの±2σ付近を意識して利確する様にしていきます。

ボリンジャーバンド スクイーズ中は

チャートの様にエクスパンションからスクイーズしてくるとボリンジャーバンドが横向きとなり+2σと-2σの間で動くことが多くなります。

少しはひげが出ることもありますが大体±2σの意識した流れが継続し、また上下にラインを引くとネックラインの中で収まる事もあります。

そしてどんどん値幅狭まり力が溜まるとどちらか一方に大きくブレイクしていきます。

状況によっては、±2σでエントリーして、ミドルラインまで来たら無難に利確してしまうという方も中にはいらっしゃると思います。その辺はボリンジャーバンドの傾きも見ながら他状況に応じて考えて、傾きに反していた場合はミドルラインで利確という判断もいいと思います。

ボリンジャーバンドの傾きが上向きであれば「ショート」は早めの利確を意識する。

ボリンジャーバンドの傾きが下向きであれば「ロング」は早めの利確を意識する。

スクイーズ(レンジ)とは言え、いずれはトレンドが発生してエクスパンションしていくと考えると、上位足のトレンド等に逆らっているのであればリスクが高くなってしまうので、ボリンジャーバンドの傾きに逆らっているようであればミドルラインを意識して利確した方が無難かもしれません。

 

2、ボリンジャーバンドのエクスパンション中

ボリンジャーバンドのエクスパンションした時は値幅が取れる絶好のチャンスです!エクスパンションになったらその流れに乗る事で利益が大きく取れます。

ボリンジャーバンド エクスパンション

このチャートはエクスパンションした後にかなり伸びていますが、エクスパンションしたからといっていつまでも伸び続ける訳ではありませんので、どこかで利確を考えなければなりません。

基本的に利確するポイントを探すには上位足を見て確認するようにしています。

目標となるポイント(S1、S2、S3、R1、R2、R3等)があればそのポイントを意識して利確します。※他、上位足のミドルラインや±2σ等を目安にします。

同じ値幅分を意識して利確を考えることもあります。例えば、20pips同じでのレンジで動いていた後にブレイクした場合は、20pips分だけ伸びたら一旦止まるだろうと判断して利確します。

ひげが出始めたら利確を考える。

極端にオーバーシュートしたら利確を考える。

あとチャートの様にブレイクした時は、この流れに逆らってエントリーしてしまうと損切りの連発にもなりかねませんので、逆に入るのであれば落ち着くまで様子を見るようにしましょう。

エクスパンションでも急にV字回復したりと色々な動きをしますので、相場の状況に合わせて自分のルールを決めて利確を考えるといいかなと思います。

3、エクスパンション時に逆にエントリーした場合

ボリンジャーバンド エクスパンション中の逆ばり

ボリンジャーバンドのエクスパンション時はバンド開き始めて大きなトレンドが発生します。

基本的にトレンドが発生した時の逆張りは危険ですが、もし「ここら辺で止まるのでは」と思うようなラインがあって逆にエントリーした場合に、一旦どこで押し戻されるのかが分かれば決済のポイントにすることができますよね!

急騰や急落した時というのは移動平均線等から乖離しているので、移動平均線やミドルラインに戻ろうとする力が発生します。

例えば下落した場合で考えてみると、サポートラインあってその付近の-2σや-3σ等で逆張りが成功して反発した場合、まずミドルライン付近まで戻したところで利確を考えます。

この時ミドルラインの傾斜を見て、傾斜があればあるほど戻り売りのポイントとなりやすく、特に一気に戻した時はミドルラインで押し戻されることが多いので、その時は一旦ミドルライン付近で利確をして、また上昇すると思うのであれば一旦落ちてきたところでエントリーを考えるようにします。

上昇した場合は逆に考えて下さい。

 

 

4、バンドウォーク中

バンドウォーク中はどこを意識しているかを見極める!

バンドウォーク中はその方向への流れが強い状態ですので、同じ方向を意識してエントリーしなければ利益は取りづらくなってしまいます。

ボリンジャーバンド バンドウォーク

バンドウォーク中はそのトレンドに逆らってエントリーせずに、どこを意識して動いているのかを見極めます。

上記のチャートのバンドウォークだと、ミドルラインと+2σが意識されています。

例えば、ミドルラインと±2σが意識されているようであれば、ミドルラインでエントリーした場合は±2σで利確する。±1σと±2σで推移しているのであれば意識されているようであれば、±1σでエントリーした場合は±2σで決済するようにします。

バンドウォーク中は初心者の頃はエントリーするのが難しく、またトレンドに逆らってしまいロスカットのオンパレードなんてことにも成りかねません。

バンドウォークが始まるとじり上げやじり下げの状態になりやすいので、そうなった時はどこを意識しているのかを確認して、エントリーと決済をする様に意識してみましょう。

またバンドウォークが終わるのは大体オーバーシュートしてからが多いので、それまではトレンドに逆らったエントリ―はせず、エントリーしづらければじっと様子見に徹してオーバーシュート後の反発を狙う様にするといいでしょう。